【今日のL】第9回「LEECH」

leech
名詞
ヒル
(weblio英和和英辞書より)

 

 

毎度ご無沙汰しております。

ナバーロでございます。

 

 

新型コロナウイルスと

初めてニュースで聞いてから、
3ヵ月近く経ったでしょうか。

 

 

10人いれば10通りの怖がり方があり、
完全には人と共有できない漠然とした恐怖の中、
何だかずっと心が

ざわざわしている感覚があります。

 

 

本当なら、大好きなキャンプにでも行き

心を落ち着けたい所ですが、
この自粛ムードの中で外に出ることも憚られるので、
過去に行ったキャンプの写真を見返して

悶々とする日々です。

 

 

そんな中、3年前の山の日に行ったキャンプの写真を見て、
何とも情けなかった自分を思い出して苦笑しました。

 

 

神奈川県秦野市にある

「滝沢園」というキャンプ場に行った時のこと。

 

 

 

 

 

山登りが趣味の方の中では有名なのだそうですが、
秦野の山は「ヒル」によく遭遇する土地だそうです。

 

 

私は秋田県の山奥の育ちなのですが

ヒルはほとんど見たことがなく、
ヒルのイメージは、

映画「スタンド・バイ・ミー」で
主人公のパンツの中に入り込んで

股間が血だらけという、
恐怖以外の何物でもない「超危険生物」そのものです。

 

 

その日は最小限のキャンプ道具しか持っていかなかったので、
妻と二人で管理棟にタープを借りに行ったのですが、
手続きをしている時、私の右足に

ヒルが付いていることに気が付きました。

 

 

私の足に吸い付き体を伸び縮みさせるヒルを見て、

（主に縮んでる様子を見て）
「うおー！体に入っていってる！

やばいって！入ってってるよね！？」
と、よく分からない勘違いから

大騒ぎをする哀しき35歳男性。

 

 

もちろんヒルがそういう生き物ではないことくらい

知っていたのですが、
分かりやすくパニックになった私には

エイリアンにでも見えていたのでしょう。

 

 

私の悲痛な叫びを聞き、

管理棟の奥から出てくるたくさんのスタッフ。

 

 

最後は管理人さんが

ライターでヒルをあぶり、

引きはがしてくれました。

 

 

「もののあはれ…」といった

何とも言えない表情のスタッフの皆さんと、

隣で腹を抱えて笑う妻。

 

 

この日のことは

孫の代まで忘れるまいと思っていましたが、
写真を見るまではすっかり忘れていました。

 

 

コロナも怖いがヒルもまた怖い。

 

 

恐怖からただ目を逸らすのではなく、
落ち着いて現状を見極めることも大事だということを
あの日、ライターの炎で

燃えつきたヒルに教わったような…

 

 

そんなことは全然ないような…

 

 

とにもかくにもこのようなご時世。

 

 

皆さまくれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

気分が暗くなるような時は、

お肉でも食べて元気つけましょう。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

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