LINKii4 インタビュー

株式会社エルグッドヒューマー

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LINKii4 夢追い人としての私

小学生のなりたい職業上位にyoutuberがランキングする昨今。

これまで仕事になりにくかったもの、遊びと思われていたものが仕事になりつつあります。

しかし、これは全く新しい流れではありません。プロ野球やプロサッカーリーグが生まれるまでは、それらは職業になりえませんでした。俳優やテレビで活躍する芸能人もそうでしょう。時代とともに新たな楽しみが増え、やがてそれが仕事になっていく。それはこれからも変わらない社会の流れです。

けれど、誰しもがそんな憧れの職業に就けるとは限らないのも事実です。今回のインタビューでは、エルグッドヒューマーで働きながら、夢を追うSさんにお話をお伺いしました。

INTERVIEW

LGH:Sさんが追いかけている夢は、ズバリなんでしょうか?

<Sさん>

改めて聞かれると照れますね。(笑)

簡単に言うとプロゲーマーです。子供の頃からゲームが好きで、海外ではプロもいるという話を聞いたことがあって、うらやましいなぁと思っていたんです。ちょうど高校卒業するくらいに梅原大吾さんのご活躍をメディアで観るようになったんですよね。それで、うまくいくかどうかはわからないけど挑戦してみようと思いました。

LGH:高校卒業してすぐプロゲーマーの道に?

<Sさん>

いえ、高校卒業してからは、プログラミングの勉強をしようと思ってその関連の専門学校に行きました。それと並行してプロチームにも練習生として入りました。ゲームが好きなので作る方にも興味がありました。プレイヤーなのか、作り手なのか、どっちが自分に向いているのか、どっちをやりたいのかまだわかりませんでした。

LGH:今はどうですか?

<Sさん>

僕がプレイヤーとしてプロを目指しているゲームは、ちょっとスポーツ的というか、ほら「eスポーツ」っていう言い方もあるじゃないですか?なので、スポーツ的な要素ももちろんあって、目指すなら若いうちだと思ったんですよ。それで、専門学校で勉強しながら若いうちにしかできないことに挑戦したいな、と思って、徐々にプレーヤーの方に志望が固まっていた感じはあります。

LGH:結局、専門学校は卒業されたんでしょうか?

<Sさん>

しました。それで正式にプロチームに入ってプレイヤーとして活動を始めたんですが、生活費が稼げるほどにはなかなかなりません。トッププロになればもちろん生活するだけの報酬は得られますが、そこまで行くのが難しいんです。でも、フルタイムの仕事についてプロの道を目指せるほど甘くないので、どうすべきか、ずっと葛藤がありました。

LGHエルグッドヒューマーに応募いただいたのは、その頃ですね?

<Sさん>

そうですね。かなり限定的な働き方になるかもしれないけれど、やっぱりある程度の生活費は必要です。プロゲーマーとしての報酬は平均すると月数万円なので、これだけでは生活できないですが、仲間と共同生活していたので、もう少し足せればなんとかなるかな、という状況でした。

一方、プログラムの知識も少しはあるので、あわよくば時間の融通が利くか、短期集中型のゲーム関係の仕事があればいいな、と思っていたところ、条件に合いそうな求人をエルグッドヒューマーで見つけたので応募しました。虫のいい話だと思ったんですが、割とすぐにご紹介いただいて、システムエンジニアとして働き始めました。

LGH二つのキャリアを追いかけるのは大変じゃないですか?

<Sさん>

まぁ楽ではないのは確かですが、お互いの仕事がそれぞれにとって全く意味がないとも思えません。これは、働き始めてから気づいたんですが、作り手側に回った時にプレイヤーの気持ちがわかるのと、逆に作り手としてゲームに接したときにプレイのヒントになるのと両方の立場から勉強になることを実感しました。

全く別分野のゲームなんで、不思議なんですけど、やはり何か根本の部分ではゲームということで共通するものがあるんですよね。楽ではないですが、他の仕事をやるよりも随分勉強になるなと思っています。それから、給料についても、生活を回すだけの足しになればいいなと思ってはじめたのですが、少しですが今は毎月貯金できるぐらいにもなっていて、あと半年ほど貯金しながら働いたら、エンジニアのお仕事は一旦お休みして、プレイヤーの方にしばらく集中しようかなと思っているんです。最後の勝負というか、ここで何かつかめなければプレイヤーとしてはつらいだろうな、という実感があるんですよね

LGH最後の勝負ということは、プロゲーマーとして生きていくかどうかを判断するということですね?その後のキャリアについて何かお考えはあるのでしょうか?

<Sさん>

今後もプレイヤーとして独り立ちを目指せるかどうかは、正直五分五分だと思っています。もしかしたら今回思うような結果が出せなかったとしても、もうちょっと粘れば何か見えるものがあるかもしれない。逆にそういういう気持ちが浮かんでくれば同じように並行して続けるかもしれませんがそれはわかりません。

けれど、末端ではありますが、ゲームの製作側に回ってみて、こっちも悪くないなという感じはあったんですよね。とりあえず今の段階で、「最後」と思えたのはもしかしたらSEとしてゲーム制作に携わった経験もあるのかもしれないと思うんですよ。

どっちの経験がどっちにとっても、無駄にならないって、これもさっきも言いましたけど、二つのキャリアを追いながら、見えてくるものがある。もしプレイヤーを諦めたとしても、生活費を稼ぐつもりの仕事がキャリア形成になっている今の環境はとても助かっていますし、それをきちんと評価してくれるエルグッドヒューマーさんにはとても感謝しています。一旦プレイヤーの方に集中しても、戻ってこられる安心感があるので集中できそうです。

LGH:頑張って下さい。応援しております。

<Sさん>

ありがとうございます。

専門学校を卒業してからプロゲーマーの夢を追い続けたSさん。

興味がある分野で柔軟に働きながら、二つのキャリアを構築されています。最終的にどちらかを選ぶことになったとしても、それまでが決して無駄にならないキャリア形成のお手伝いを通じて、働き方をもっと自由に、楽しいものにするのもエルグッドヒューマーの使命だと考えております。

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